みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
築年数が経ってくると木製の引き戸、柱などはだんだん黒ずんでくると思います。
松本工務店では和室のリフォームの際に、柱の洗いということも良く行います。
以前のブログでも柱の洗いを紹介いたしましたが、今回は玄関引き戸、枠の洗いの紹介をさせていただきたいと思います。
新築してから30年過ぎているお住いの木製玄関引き戸が、年月と共に色がだんだん黒ずんで来ていましたので、今回は木部洗い専門業者に玄関引き戸と玄関の枠材を洗ってもらいました。
まずはアク洗い、その次はしみ抜き、最後は漂白の3工程を専用の薬剤を使用して行いました。
一番初めの玄関と、洗いの完了した玄関との違いはいかがでしょうか?
だいぶきれいになっていると思います。
近年では玄関、窓などはサッシに置き換わり、木製の建具はだいぶ少なくなってきていますが、木製の建具もメンテナンスを行えばきれいな状態に保つことが出来ます。
塗装の行われていない木部であれば、柱や玄関戸以外にも木製の屋根裏や玄関框などいろいろ洗い事が出来ます。
リフォームを検討する際に、「洗う」という選択肢があることもぜひ覚えておいていただきたいと思います。