みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
これまで、建築物の木造化が大きなトレンドというお話をしてきましたが、建築物に限らず様々な分野に木材を使っていこうとする取り組みに「木づかい運動」があります。
キーワードは「ウッド・チェンジ」。
身近なものを木製品に代えることで暮らしに木を取り入れて、それによって持続可能な社会にチェンジすることを目指しています。
家の中にあるものを見ても、まだまだ金属製・プラスチック製のものが多くあると思いますが、最近では、デザイン性に優れた木の家具などを扱うショップも増えてきました。
そこで、「本物の木」にこだわった取り組みをされているショップを、3つほどご紹介したいと思います。
■キシル深川店
ヒノキを使った家具を製造・販売する「キシル」の深川店。
キシルは、国産材を使った学習机から事業をスタートし、現在はダイニングテーブルやソファなど家族の暮らしに必要な家具を幅広く取り揃えています。
「私たちは、日本の木で人を幸せにします。」をミッションに、丸太の製材から乾燥、加工、販売まで自社で一気通貫のものづくりをしているのが特徴です。
□東京都江東区富岡1-18-15 1F
□URL:
■KOMA shop
家具工房「KOMA」の直営店。「一点物のクオリティーと美しさを両立させた製品づくり」をコンセプトに、職人たちが人の手仕事でしか生み出せない美しさを大切にしながら、機能や快適性を追求し続けています。
機能を追い求めた先に生まれる、美しい曲線も製品の魅力。店頭で実際に家具に座ったり触れたりすることで、木の肌合いを感じることができます。
□東京都杉並区上荻1-24-10 1F
□URL:
■HIDA 東京ミッドタウン店
名工発祥の地として知られる飛騨高山で1920年に創業した「飛騨産業」のショールーム・直営インテリアショップ。
「生命ある木、そして木を育む環境を大切にしたい」をコンセプトに、国産材を使用した日本の美しさを表現した木製家具・インテリア雑貨を販売しています。
□東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ガレリア 3F
□URL:
松本工務店でも、住まいづくりの際に造作家具を作ることがあり、こういったショップにも注目しています。
みなさんも、気になった施設や店舗に行ってみたり、木製品を手に取って木の良さに触れていただき、関心があるところからウッド・チェンジに取り組んでいただければと思います。