みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
家づくりを検討している方は、ほとんどの場合初めての経験。
分からないことも多く、不安を感じることがいろいろありますよね。
私たちも、住まいづくりについて様々な質問やご相談をいただきます。
そんなお客様たちの声の中から、このコラムをご覧いただいている方にも
参考になるご質問をご紹介してみたいと思います。
ハウスメーカーや工務店などの住宅会社が良く「完成見学会」を行なっていますが、
「見学会に行った時に、その会社の施工力を判断するにはどこを見ればいいですか?」
というご質問をいただくことがあります。
最近では、多くの住宅会社でプレカットと呼ばれる方法を採用し
構造材は工場で加工したものを使っていることが多くなっています。
20年くらい前までは、大工さんが作業場で墨付け、刻みと呼ばれる加工をしていましたので、
加工した部分を見ればだいたいの力量が分かりましたが、
今ではプレカット加工ですので施工力を判断することが難しくなっています。
そんな中でも、見るポイントとしてはクローゼット、押入れ、階段など
木材が見えている部分が隙間なくきれいについているか。
洋室、リビングなどの大きな空間は工事がしやすく、
壁紙などで仕上げられていると下地がきちんと施工されているかの判断ができません。
チェックするなら、隠れていない部分。
ちょっとした隙間でも、長く住んでいるうちに快適度に影響してきます。
完成見学会などにお出かけの際はそんなところをチェックして、
会社選びの参考にしてください。
もちろん松本工務店は、施工力に自信を持っていますので
当社が手がけた家をご覧いただく際は
遠慮なく隅々までチェックしてみてくださいね。