みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
素材による多彩な表情が、魅力的に住まいを演出してくれるフローリング。
実は、張り方によって個性的な雰囲気を生み出してくれるものもあります。
その一つが「寄木張り」。
小さな木材のピースを組み合わせてパターン模様をつくる張り方で、
代表的なものには「ヘリンボーン張り」と「市松張り」があります。
●ヘリンボーン張り
魚のニシン(herring)の骨(bone)のように見えるよう木材の小片を山型に張っていく「ヘリンボーン張り」。幾何学的な模様の繰り返しが上品な印象を与え、空間がグッとおしゃれな雰囲気になります。普通に張るよりもコストや手間が増えますが、リフォームを中心にインテリアに個性を出したい人に人気がある張り方です。
●市松張り
市松張りは、木材を正方形に組み合わせ、90度ずつ方向を変えながら張り上る方法です。明治・大正時代の洋館に多いレトロで高級感のある仕上げ方の1つです。
かつて小学校などの床に用いられていたことが多く、ノスタルジックな印象を受ける方も多いかもしれません。少しほっとする空間づくりに人気があります。
床ひとつとっても、様々な素材と演出方法がある家づくり。
叶えたいイメージをしっかり伝えていただくことで、
様々な方法からご要望を叶えるプランをご提案することができますので、
ぜひお気軽にご相談ください。