みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
2021年に入り、コロナの影響で家にいることが多いことが影響しているのか、
リフォームのご相談が増えています。
最近地震も目立つようになり、役所で行われる耐震相談には多くの方が相談に来られているようです。
10年前の東日本大震災の後は多くの方が来られ、耐震診断、耐震改修工事を行った方もかなりいましたが、その頃に引けを取らないくらいの方が相談に来られています。
近年、市町村から耐震改修工事の補助金が多く出るようになってきていますので、
耐震改修工事をお考えの方は市町村の建築課に相談してください。
耐震改修工事とはどのような工事を行うか不安になる方も多いと思います。
住みながらの工事は出来るのか?予算はどのくらいなのか?などなど・・・
ここでは耐震改修工事の一例をご紹介したいと思います。
普段の生活に支障をきたさないよう良く行われる工事として、押入部分の改修工事があります。
押入れ内の天井、壁、床材を撤去して、斜めに入れる筋違(写真参照)を取り付けたり、
構造用合板(写真参照)を専用の釘で固定したりして、地震対策用の壁を作ります。
普段生活している部屋の天井、壁などを壊して工事するのは大変ですので、このように一部の壁材だけを剥がして、新しい地震対策用の壁材を取り付けるという方法が多くなってきていると思います。
日本建築防災協会の認定を受けている壁材は多くあり、耐震改修工事では認定を受けている材料を使用します。
松本工務店が使用している部材の一部をご紹介したいと思います。
(株)住宅構造研究所製 ガーディアンウォール、
ガーディアン・ウォール – 住宅構造研究所 (homelabo.co.jp)
大建工業製 かべ大将
YKKAP フレームプラス
耐震補強フレーム フレームプラス G2 / フレームプラス | YKK AP株式会社
その他、いろいろ補強壁を作る方法がありますので、
耐震改修工事の設計をする建築士とよく話し合って決めてください。