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耐震改修工事に使用する金物の一例

みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。

今回は耐震改修工事に使用する金物の一例をご紹介したいと思います。
新築の在来軸組工法でも、柱の上下に金物を取り付けています。地震の時に土台や桁と呼ばれる横架材と柱の接合部が離れないようにするために取り付ける金物です。

新築の時はまだ床材も天井もついていないので、簡単に取り付ける事が出来ますが、
耐震改修工事の時は床も天井も出来ているので、金物を簡単には取り付ける事が出来ないのが現状です。
耐震改修工事というと壁、床、天井を壊して筋違(すじかい)と呼ばれる斜めに入れる材料を取り付けるなど、大変な工事になるとお考えではないでしょうか?
しかし実際には、天井、床は壊さず壁だけで耐震壁を作ることが多いと思います。

今回の金物の一例は耐震改修工事に特化した金物で、
壁だけをいったん撤去してから柱の上部と桁、胴差と呼ばれる横の木材との接合部に取り付ける物です。
(株式会社 住宅構造研究所が提供している「ホールダウンボルタ20」
建設省告示第1460号 告示記号 「ち」 短期引張耐力20KN)

写真左から
(1)フットという金物を両面テープで横架材に取り付け、長さ105ミリの黒いビス4本で固定します。
(2)長さ40センチの全ねじボルトをフットに固定します。

写真左から
(1)ボルタ20の金物を長さ75ミリのビス7本で柱に固定します。ボルタ20の金物は天井より下に来るので、ビスと止めるのが簡単に出来ます。
(2)75ミリビスを7本留めた写真です。
(3)ナイロンナットで固定して完成です。かなり大きな力がかかっても柱が抜けてしまう事はないと思います。

柱の上下に取り付ける金物の選定方法は下記の3つあります。
>告示1460号第二号の但し書きから接合金物を求める方法(N値計算)
>告示1460号第二号の表から接合金物を選ぶ方法
>構造計算によって選ぶ方法

耐震診断の場合は耐震診断専用ソフトにN値計算が付属されていることが多いので、
専用ソフトで診断するとどの金物を使うか選定出来ます。
耐震診断専用ソフトにN値計算が付属されていなくても、告示1460号第二号の表から選ぶことは出来ますが、表から選ぶと必要以上の金物を選んでしまう事があるので、N値計算から導き出される金物の方がより適正だと考えています。

松本工務店では一級建築士設計事務所として耐震診断耐震改修の計画も行っています。

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