みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
今回ご紹介するのは、木の車のおもちゃです。
松本工務店が建材、木材などの納品をお願いしている株式会社タカキという会社があります。
木造住宅の構造材などのプレカット工場を自社で持ち、関東近県ではいち早くプレカット工場を導入した会社です。
昔は大工さんが木材に加工の為の墨付けを行い、その墨通りに加工をしていましたが、30年前くらいから機械による住宅構造材の加工ということが出来るようになってきて、最近では木造住宅の構造材加工の90%以上が機械による加工と言われています。
プレカット工場では木材の加工の際に長さの短い残り材がでます。
残り材の処分は焼却されることが多いのでが、株式会社タカキでは工房高木材木店の名前で、残り材を子供向けに積み木や木の車に加工して、販売しています。
写真の車はその一つです。
近年、SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉をよく耳にします。
将来に向けて持続可能な開発目標を各国が2030年までに達成することを目的にしていて、その中の13番目に“気候変動に具体的な対策を”という項目があります。
焼却処分予定だった残り材を加工して新た商品にすることは二酸化炭素の排出を減らすこと貢献していると思います。
松本工務店も残り材などが出ないよう努めています。
木の車の詳しいことは株式会社タカキのHP内の工房高木材木店をご覧ください。
http://www.takakigroup.net/studio/