みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
住まいづくりの際、家そのものはもちろんですが、エクステリアまわりも住まいの印象を決める大切なポイント。中でも、いわゆる「塀」には、プライベートを守ることも含めて様々な役割があります。
その塀につかう材料には、木以外にコンクリートブロック、アルミ形材、金網、人工木(樹脂木)などたくさんの種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。何が最適かは、目的や設置する環境、予算などによって様々ですが、その中でもウッドフェンスにはたくさんの魅力があります。
●見た目が自然で風景と調和する
木は自然素材なので見た目がやさしく、温もりを感じます。経年変化により風合いが落ち着いたシルバーグレイになり、街の景観に溶けむように調和します。庭の植物との相性もいいですね。
●デザインが自由
木材は、自由にデザイン・設計できるのも魅力のひとつ。狭い場所や複雑な敷地でも問題なく、高さも自由に調整可能なため、家の状況に合わせて、好きなようにデザインすることができます。
●軽くて加工しやすい
金属やコンクリートに比べて軽いので倒壊時の危険が少なく、設置も容易です。また、建物や庭に合わせて自由にデザインすることができます。
●補修が簡単
傷んだ部分の板や柱だけを取り換えることができるので、補修の手間が少なくてすみます。
●撤去時の手間が少ない
老朽化して撤去する際、コンクリートブロックは、撤去工事が必要で、産業廃棄物扱いになることもあります。木ならリサイクル利用も可能で、小さいものなら可燃ごみで廃棄できる場合もあり手間が少なくて済みます。
●森を育てる
適切な過程を経て生産された木材を使うことで「植える→育てる→収穫する」という森林の循環サイクルを回すことができ、森林の持続的な育成に貢献できます。また、木を家や外構に利用すれば二酸化炭素を固定することができ地球温暖化の抑制にも貢献します。
●美しい街並み、美しい我が家
木の塀(ウッドフェンス)、木のエクステリアは、「まちづくり」に調和する美しい家を生み出します。木で作られた塀やエクステリアは、安全な通学路の確保につながり、防音対策など生活環境の改善にも効果を発揮します。
必要な箇所に、オリジナルデザインの木材を。
住み心地と景観に配慮した、世界にただひとつの木の塀(ウッドフェンス)、木のエクステリアを、みなさんも考えてみませんか?