みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
毎年やってくる春の憂鬱といえば「花粉」。例年、2月上旬から九州で飛散が始まり、3月に向かって東北地方まで広がっていきます。
何か対策を・・・と悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
中でも、家事の面で困るのは洗濯物。外に干すと花粉がつくため、シーズン中は毎日部屋干しという方も多いようです。毎日決まった時間に洗濯物をたたみたいのに、まだ乾いていなかった…ということもありますよね。
部屋干しの中で過ごすストレスを減らすために、洗濯物を干す時間を「朝から夜にシフト」するのもおすすめです。最近、共働き家庭を中心に、夜に洗濯などの家事をする家庭が増えています。朝のバタバタした時間に行うよりも、夜のうちに済ませておけば余裕を持って出勤できます。花粉の時期も夜のうちに洗濯物を干しておけば、日中に洗濯物の中で生活する時間がグッと減ります。
また、部屋干しの時間を短縮するツールとして取り入れやすくておススメなのが、干した洗濯物の下に置いて使う「衣類乾燥除湿機」です。浴室乾燥機が取り付けられないお宅や、スペースの関係で全自動洗濯機が導入できないお宅でも、置くだけで使用が可能。乾くまでの時間が圧倒的に短縮できますし、最近は除菌や花粉対策も行える機能が搭載されている商品もあるため、うまく利用する方法もあります。
これから家を建てようという方や、リフォームを検討されている方であれば、サンルームがおすすめ。
花粉は気になるけれど、雲一つない晴天の日に部屋干しするのは残念な気分になることも。そんな方は、サンルームを検討してみてはいかがでしょうか。
1階部分の部屋の前や2階のベランダなどに設置すると、屋外の開放感はそのままに、雨や花粉をよけられる便利な空間に変わります。花粉が気にならない時期はサンルームの窓を開けて風を採り込むオーブンな空間にすることも可能です。