西東京市の工務店 松本工務店

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「ペットにとっての快適」も考えて住まいづくりを

みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。

一戸建ての住まいを!という方の中には、「家を持ったらペットを飼いたい!」という方が多くいらっしゃいます。
特に最近は、家族の一員として家の中で飼う方が増えているので、家づくりの際には、内装にもペットのことを考えた対策が必要です。
実は、人にとって快適な空間が、必ずしもペットにとって快適とは言えないのです。

●ペットに優しい床材とは?
まず、ペットにとって床材選びは重要。床材の中には、滑りやすいものなどペットの足腰に負担のかかるものもあります。そのため、足腰への衝撃が少なく、滑りにくい床材を選びたいところです。
飼い主にとっても床は、ペットの毛や唾液、尿やフンなどで汚れることがありますし、爪による床のキズにも注意が必要。掃除がしやすく汚れが付きにくい素材を選ぶ必要があります。

□クッションフロア
クッションフロアは、耐久性に優れたビニール素材でできた床材です。クッション性があるので、ペットの足腰への負担を和らげます。掃除もしやすく、尿やフンなどの汚れも水拭きで簡単に落とせます。

□コルクタイル
コルクタイルとは、コルクの皮を使用した床材で、衝撃や音に強いという特徴を持っています。コルクには気泡が中に入っているので、ペットがジャンプしたときでも衝撃を吸収できます。また音も吸収できるので、犬の鳴き声などによる騒音を防ぐことが可能です。

□ペット対応フローリングも登場
最近では、ペット対応仕様のフローリングも登場しています。人とペット(犬)の歩行に対してすべりにくさを考慮した製品で、アンモニアや汚れ、すり傷に強く、ペットの尿による汚れや、ツメによるすり傷も軽減できます。また、食べ物や飲み物をこぼしてもお掃除が簡単です。

●壁材のペット対策
猫やウサギなどのペットは、「爪で壁をひっかく」、「歯で壁を削る」といった行為をします。壁も耐久性のある素材を選ぶことが必要です。また、ペットのニオイ対策も重要なポイント。消臭機能や脱臭機能の付いた壁紙がありますので、ペットを飼う方はぜひ検討したいものです。
また、室内でペットを飼う場合は「腰壁」を設置するという手も。
腰壁とは、腰程度の高さの壁で、パイン材や樹脂製のパネルといった耐久性のある素材で作ることで、壁紙の汚れやキズから守ることができます。また、腰壁とその上の壁紙の組み合わせによって部屋をおしゃれに演出することもできます。

飼い主だけでなく、ペットにとっても快適な生活が送れる住まいをぜひ検討したいですね。

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