みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
前回、小さなお庭のコーディネートについてお話しました。今回はそこでも触れた「家庭菜園」について。
とれたての新鮮な野菜は、おいしくて栄養もたっぷり。そんな自然の恵みを家でも手軽に味わってみませんか。
プランターを使えば、植え付けやお手入れも簡単!成長を楽しみながらメニューを考えたり、料理の彩りにちょい足ししたりとおうち時間が充実します。
プランター菜園の魅力は、何といってもスペースを選ばないこと。
地面のないバルコニーやベランダなどでも家庭菜園をつくることができます。プランターには多彩な種類があり、場所に応じてサイズを選べばコンパクトな場所でもOK。限られたスペースを有効活用しながら、野菜づくりが楽しめます。
そして、ビギナーでも育てやすいのも嬉しいポイント。
露地栽培は、品種によって水や肥料などの与え方が異なるためお手入れが難しくなりがち。プランター栽培なら、鉢ごとに土の種類や水やりのタイミングが調整でき、雑草を引いたり道具をたくさんそろえたりする手間も軽減できます。
さて、そんなプランター栽培で、初めての人にもおすすめの品種はどんなものでしょうか?
●苗から育てる「果菜類」
「ミニトマト」「ナス」「ピーマン」「トウガラシ」など、実を収穫する果菜類は、種から育てるのが難しいので苗から育てるのがおすすめ。特に夏野菜は育てやすく、種類も豊富です。プランターは深型で大きめのサイズを選びましょう。
●季節を問わず種から栽培OK
「コマツナ」「コカブ・カブ」「ラディッシュ」「ニンジン」「ベビーリーフ」などは、真冬と真夏以外ならほぼ1年中栽培でき、1カ月から1カ月半で収穫が可能。間引いたものは「間引き菜」といって、味噌汁の青味やサラダに利用することができます。
●あると嬉しい「ハーブ」
「ミント」「バジル」「ルッコラ」「パクチー」「ローズマリー」など、料理のアクセントに少しだけ使うハーブはプランター栽培にぴったり。シーズンごとにさまざまなハーブの苗が販売されており、見た目もオシャレなのでグリーンとしても楽しめます。
おうち時間が楽しくなって、食生活も充実するプランター栽培。
お子さんにお世話を頼むのもいいですね。自分の育てた野菜が食卓に並ぶことで、お子さまの食育にもつながります。
まずは手軽なものから、ぜひチャレンジしてみてください♪