西東京市の工務店 松本工務店

ブログ

リラックス効果のある「木の香り」の正体とは?

みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。

いろいろと天然の木の魅力についてお話していますが、今回は「香り」について。

森林に入ったときに感じるすがすがしい香りや、無垢材を取り入れた空間に脚を踏み入れた時に包まれる木のいい香り。この木の香りの正体はフィトンチッドと呼ばれる天然成分です。

このフィトンチッドとは樹木が微生物から自信の身を守るために放つ芳香性物質で、人にとって気分を落ち着かせたり、脈拍が安定するなど様々な効果が実証されています。

●木の香りにも個性がある

この「フィトンチッド」は、木の種類・部位により含有量や含有成分に違いがあります。

一般的に私たちが「木の香り」と聞いた時に思い浮かべるのは、杉・ヒノキなどの針葉樹の香りです。ナラやハードメープルなど広葉樹は香りが少ない樹木。果実や花の香りほど強くはないものの、樹木はそれぞれ香り成分を多く含み、大気中に放出しています。

木目がひとつとして同じものがないように、木の香りにも個性が存在しているのです。

●日々の疲れを癒すリラックス効果

木の香りには鎮静作用や強壮作用があり、気持ちが落ち着き、日々の疲れを癒し、さらに前向きな気持ちにさせてくれます。優しい木の香りは木目の味わいや風合いと相まって心に安らぎをもたらしてくれます。

また、木の香りのする部屋で寝るとリラックス効果で「入眠がスムーズにできる」「疲れが早くとれる」と言われており、最近では木材チップや木の葉を入れた枕が人気を呼んでいます。

リラックスのために、森の香りのする芳香剤や入浴剤などを購入される方もいらっしゃるでしょう。また、防虫剤や防臭用のアロマスプレーも、日用品として多くの方が手にしていると思います。

でも、もし自宅が天然木の床や柱を使っていたり、無垢材の家具で囲まれていたらどうでしょうか。人工的に作られた木の香りを購入したり、わざわざ休みの日に遠出し森の香りに癒されに行かずとも自宅が一番リラックスできますよね。 無垢材に囲まれた生活なら、その空間にいるだけで木の香りによって毎日様々な効能の恩恵を受けることができます。

新築・リフォーム・耐震改修など
ご相談をお待ちしております。

042-461-3603
資料請求・お問い合わせ