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「屋根裏部屋」を上手に活用する

みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。

住宅のデザインで角度のついた屋根を採用している場合、最上階の天井と屋根の間に空間が生まれます。この空間を使わないのはもったいない!と考えれば、屋根裏部屋として活用することができます。家を建てる際、屋根裏部屋を造りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

屋根裏部屋の活用方法はいろいろあります。

●収納として使う

王道の活用方法と言えば収納ではないでしょうか。屋根裏部屋には、衣替えをして次のシーズンまで着ない服、海水浴で使用する浮き輪、フォトアルバムなど頻繁に出し入れしないものを収納する人が多いようです。

●子ども部屋として使う

屋根裏部屋は通常の居室と比べると天井が低いので、大人にはやや窮屈ですが、小さな子どもが過ごすには十分な高さです。そのため、子ども部屋として活用する方もいます。

●寝室として使う人も

寝室として使うのも一つの手です。低めのベッドや布団を使用することで、天井が低くても圧迫感が軽減されます。ただし、温度と湿度の調整がしっかりできるように、窓やエアコンを設置するなど工夫する必要があります。

ところで、住宅によって屋根裏部屋の広さはさまざまですが、実は以下の条件を満たせば一つの部屋とはみなされず、税制面でお得になるというメリットも生まれます。

>床から天井までの高さが140㎝未満

>面積が下の階の2分の1以下

>原則として「はしご」などが固定されていない

逆にこれらの条件を満たしていないと、一つの居室としてカウントされるので、2階建て+屋根裏部屋で想定していたのに、3階建て扱いになります。2階建てと3階建ての住宅では固定資産税が異なり、3階建ての方が高くなってしまいます。

ちなみに、3つ目の条件に関しては自治体によって異なるため、屋根裏部屋を検討している方は事前に確認しておくことをおすすめします。

さて、寝室や子ども部屋など、屋根裏部屋で過ごすことを考えているなら、換気と断熱はしっかり考慮しなければいけません。屋根の近くということで、夏はかなり熱がこもりやすいので、エアコンで室温を下げられるようにし、窓や換気扇で湿気を逃がせるようにしておくことも必要です。

秘密基地のような屋根裏部屋にあこがれる人は多いと思いますが、せっかく造った空間が無駄にならないよう、しっかりプランを考えていきましょう。

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