みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
デザイン面でも、自由度が高く様々な工夫ができる木の家。
魅力的な空間づくりが可能な木の家のデザインを事例でご紹介していますが、
今回は「ロフト」をご覧いただきます。
梁を水平ではなく、斜めに架ける登り梁。天井はダイナミックな勾配天井となり、開放感にとんだ空間になっています。 小屋裏を収納室としてだけでなく、書斎や趣味室としても楽しく使えます。
小屋裏の空間とはいえ、スペースを作るだけでなく収納しやすいように棚を設置。整理整頓しやすさによって、使い勝手の良い空間をつくり出しています。
小屋裏は限られた空間ですが、狭い空間ほど何だが落ち着く、という声をよく聞きます。子供の頃に秘密基地を作ってワクワクした気持ちを思い出すような空閑です。
手漉き和紙で囲んだ壁面が、柔らかで優しい光を取り込んでくれる空間。屋根に設けた天窓
と合わせ、暗くなりがちな小屋裏を明るく開放的な空間に演出しています。