みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
住宅の中で一番熱の出入りが多いのは、窓だと言われています。
最近ではユーチューブなどで多くの設計士が家の断熱性能、耐震等級などに話をしています。
家を建てようとする方の中にはユーチューブを見て勉強されている方々も多いので、簡単に説明させて頂きます。
夏の冷房、冬の暖房の効き具合を良くするには家全体の断熱性能を高めることが重要ですが、その中でも最も重視していただきたい場所が窓になります。
一般的に窓で使用されるアルミ製サッシ、一枚ガラスの仕様だと、夏には窓から外の暑さが入ってきて、冬には部屋を暖めた熱の半分くらいが窓から逃げていきます。
近年、壁中に入れる断熱材の性能も以前に比べてだいぶ良くなってきていて、
専門的な表現になりますが、16㎏のグラスウール断熱材105ミリの断熱性能と樹脂サッシペアガラスの断熱性能を比較すると樹脂サッシはグラスウール断熱材の25%くらいの性能しかありません。
(分かりにくいかもしれませんが、窓と壁の断熱比較の表は16㎏グラスウール何ミリ厚分になるかを表示しています)
昔のアルミサッシ、一枚ガラスだと16㎏グラスウール5ミリ厚分しか断熱性能がないという事になります。
近年よく使用されるアルミ樹脂複合サッシLow-Eガラス仕様の窓で、16㎏グラスウール16ミリ厚の断熱性能です。
(アルミ樹脂複合サッシの代表的な商品はLIXIL製 サーモスⅡ YKKAP製エピソードⅡ NEO)
日本では木製サッシや樹脂サッシはまだまだ普及されていませんが、今後、高気密高断熱の家を作りたい方は、ぜひいろいろ見ていただきたいと思います。
樹脂サッシ専業メーカーの株式会社エクセルシャノンの新商品 シャノンウインドSPGはトリプル真空ガラスを使用した日本最高の断熱性能を持つ樹脂サッシです。
家を建てた後の冷暖房の光熱費が大きく変わってきます。
家を作った後に壁や窓の断熱性能を高めることは費用の掛かる大変な工事になりますので、
新築する際に設計士や工務店とよく相談する事をお勧めいたします。