みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
今回は、和室のリフォーム工事で採用した「透かし彫り」の鴨居をご紹介します。
現在耐震改修工事中のこちらの現場。耐震改修とともに、和室のリフォーム工事を同時に行っています。
和室入り口は玄関を入った正面部分になるため、見栄えの良いものを使用したいと考え、お施主様に桜の形をした透かし彫りのある板をご提案。和室入り口鴨居の上に取り付けさせていただきました。
今回の和室リフォームは、もともと和室の床の高さが廊下やほかの部屋よりも20センチくらい上がっていたため、今後の生活を考えて、他の部屋と同じ高さにすることを提案して工事に入りました。
戸襖などを再利用するのですが、鴨居、敷居などを新規に取り付けるため元々の鴨居との間に隙間が出来るので、壁ではなく光のとおる透かし彫りの板をご提案しました。
この板は赤松無垢材に透かし彫りをしてある材料で、発売元は夢ハウスです。
当社が夢ハウスの材料を採用しているのは、木材の乾燥度がよく(よく乾燥されている)
取り付けた後に木材が縮んだりねじれたりしないことが大きな理由です。
木造住宅に使われる柱や梁などの木材、室内に使われる床材などの木材も、材料の乾燥度がとても重要です。
松本工務店では、使用する木材一つ一つをしっかり吟味しながら取付工事を行っています。