西東京市の工務店 松本工務店

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目にも優しい無垢材、紫外線と赤外線の話

みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。

木造の家や木材を用いた空間にいると、何故だか「落ち着く」「心地よい」と感じることはありませんか?それは実は、木が目に優しい素材だからです。

太陽の光を浴びることができる日当たりのよい部屋は、とても気持ちが良いもの。しかし、必要以上の光はまぶしく、目を疲れさせる原因にもなりかねません。それは、太陽の光の中には有害な「紫外線」が含まれているためです。

人の目で感じることができる光「可視光線」を、光の波長によって色で表すと、短いものから紫→藍→青→緑→黄→橙→赤となります。虹が七色に見えるのを想像するとわかりやすいですね。そして、可視光線より波長が短いものを「紫外線」、長いものを「赤外線」と言います。

光の種類のうち、青色寄りの光成分は木材に吸収されやすく、目に有害とされる紫外線も吸収してほとんど反射しません。一方、赤色寄りの光成分や赤外線はよく反射します。紫外線は肌にシミをつくったり、目を刺激し痛ませてしまうといった影響がありますが、赤外線は体を温める効果があります。

また、木材は表面とともに細胞内部からも光を反射します。細胞内部からの反射は拡散的で、光の当たる方向によって反射の仕方が違います。このため、木材は見る角度によって色や光の具合が変わり、人工では真似できない美しい光沢や絹のような艶を感じられるのです。

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