みなさんこんにちは、建築家の松本勲です。
前回に続いて、今回も「ウッド・チェンジ」の話題を少し。
環境の分野では近年、海洋プラスチック問題が大きく取り上げられています。
スーパーやコンビニでレジ袋が有料になったのも記憶に新しい出来事。そんな中で「木のストロー」が、最近話題になりました。木におきかえることで森林資源の活用につながり、ひいてはSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献します。
この木のストローを製造しているのは、株式会社クレコ・ラボさん。
木の名刺や、レーザープリンターで印刷できる「木の紙」など、数々の木製品のデザイン・製造・販売を行っています。
最近の注目は、コロナ禍の最中に発売したヒノキ材をつかった「ヒノキのマスクケース」。
ヒノキに抗菌効果があるのは知られていますが、ヒノキの木の紙は、触れたものに対しても菌を抑制する効果があることがわかり、九州大学と協力してその効果を検証している最中とのこと。
人々に木を使っていただくためにいろいろな接点を探し、そこから需要を創出する商品をデザイン・開発しています。
木の紙オンラインショップ
こうして様々な取り組みを見ていると、
木の可能性はまだまだ無限にありそうな気がしています。